2012年2月20日月曜日

ボランティア活動にて


今日の山元町での災害ボランティア活動の帰りに、仲間で亘理町荒浜の中華料理店「万里」
ご飯を食べに行きました。
 
相変わらず坦々麺は絶品です!

そこでオーナーご夫妻が素敵な話をしてくださいました。

ご夫妻はお店とご自宅どちらも被災されて、仮設暮らしをしながら、昨年末お店を再開
なさいました。

奥さんが、

「お店が津波に飲まれたときも、片付けて再開にこぎつけたときも、一度も
泣かなかったの。でも再開してから友達に『よくここまでがんばったね。』
って言われた些細な言葉で、すーっと一滴涙がこぼれたの。でもこれが最初で
最後の涙だね」

ただただ必死に前だけ見えきたご苦労があってこそだと思いました

またご主人が、

「自分たちだけではもう一度店をやろうと思えなかった。泥出しに来ていた
ボランティアさんに涙を流しながら『絶対もう一度やってくださいね』って
言われて決心がついたよ」


来月で1年。なんとなく怖いのですが世の風潮が一区切りに向かっている
気がします。
支援の手やボランティアが減少したり、メディアの取り上げ方が縮小したり。
でもまだまだやるべきことはあること、教えられた気がしました。



マイナスからゼロ、そしてプラスへ。背中を押してあげることが本当に
少しでもできるなら、こんな自分にもまだできることあるかな。


お店にも来月のイベントのチラシを貼っていただけることになりました。
引き続き皆様のご支援、よろしくお願いします。
万里さんにも是非足を運んでみてくださいね。素敵なご夫婦がお待ちしています。